おかげさまで今年はお仕事をたくさんいただき毎日忙しくしております。そんな中、ちょっとしたご縁があり祝島に旅行に行ってきたので、田中とわたし、二人が撮った写真でおおくりします。田中のハイスペックなコンデジで撮影したものと、わたしのiPhoneで撮影したもの、違いがわかるでしょうか?
祝島をご存じの方は原発建設工事の反対活動で知った方が多いかと思います。この島は何十年も、島の対岸に原発が作られることに反対し続けています。
私たちも同様で、親しくしている栃木の農家さんが反対活動をしている島の人と交流を始めたこときっかけでこの島を知りました。
詳しくはこちらをどうぞ。
その農家さん「豊穣庵」ご夫妻の島旅に農風メンバーも便乗しようと、農閑期のこの時期に出かけることになったわけです。
祝島と原発についての情報というのはいろんなサイトに書かれていますので、私はそのことではなく食について書いていきまーす。
なんといっても私も田中も瀬戸内海ははじめて! どんなところで何が食べられるんだろう、やっぱりお魚がおいしいのかしら? そこが一番ドキドキワクワクするところでした。
今回は農風の仲間と総勢8人で2泊。ゲストハウスで自炊です。私は魚が捌けませんが、料理男子のKちゃんも一緒なのできっとやってもらえるわ~、とお気楽極楽。それより島ってお魚を買えるとこあるのかしら? その懸念は的中するのでした…。
前述したように仕事も忙しく、祝島自体の情報も少ないのもあって、空港からの詳しいルートや島のことを私が調べ出したのはやっと前日。
さーて岩国空港からまずはバスで岩国駅に行くのね、ふむふむ岩国駅からJR山陽線で柳井港に出てそこからフェリー、、と付け焼き刃の知識をひっさげ岩国空港に到着。そしてのっけからバスにのれないというハプニングにあうのでした。
それでもなんとか岩国駅にでて、お昼ごはんさっそくお魚。岩国で人気らしい福源という割烹で海鮮丼セットをいただきました。
まずボリュームにびっくり。
そして量だけでなく、海鮮ひとつひとつの美味しさにも感激!
特にタコが大きくてもっちりしてて立派。さすがー。
このクオリティで1350円、良いのでしょうか。
岩国&このお店を調べてきてくれたTくん&食べログを賞賛しながらいただきました。
こちらの地方はお醤油が甘いと聞いていたので、まずはちょっと舐めてみたところやっぱり少し甘め。
ちなみにお味噌の甘さというのは麹の量に比例しますが、お醤油の甘さは甘味料によるところが大きいそうです。
後で宿の醤油や売っている醤油の成分もチェック!やっぱり甘味料入りでした。
関東の甘くない醤油に慣れている身には不思議に感じます。これでは料理におけるミリンの地位はいったいどうなるのでしょう? 転落してしまうのでは。
のんびり昼食後、バタバタとおおいそぎで錦帯橋を見学します。タクシーで駅に戻りすがら、他にも岩国には岩国鮨や岩国レンコンという名物があると運転手さんが教えてくれました。また忘れちゃいけないのはお酒、岩国の獺祭(だっさい)といえば関東でも人気の銘柄です。しかし運転手さんいわく、意外にも地元では黒松や五橋(ごきょう)という日本酒の方が売れているとのこと。
それを聞き、岩国駅では五橋をしっかり買い込みました。しかも一升瓶で。
船着き場のおみやげ屋さんではさらに甘いものを調達。
ぜんぜん知らなかったのですが、山口県は「ういろう」も美味しいのでした。
すでにそのファンであるところの農風のともさんが力説「絶対名古屋のより美味しい!」。船の中でみんなで実食。確かに美味しい。プルっとした食感と水ようかんのような味わい。私もファンになりました。
この日は風が強く、船は大きくホバリングを繰り返しながら祝島に到着。偶然か必然か翌日が反原発の大集会に当たるため、同乗するはずだった豊穣庵さんたちは会場の上関に前日入りすると言って別行動、農風メンバーだけでの上陸です。
さらにはゲストハウスのオーナーさんまで同じく前日入りで不在。
なんとこの日はオーナー不在のゲストハウスに宿泊だと当日に告げられた次第です。
代わりに港へのお迎えには、近くで食堂を営んでいる若い女性Tさんが来てくれていました。Tさんにはいろいろお世話になるのですが、長くなったので続きはまた。
Comments