伊豆熱川山中にある“ぽよさん&くまさん”ご夫婦のお宅に伺ったのは今回で二度目です。 前回は真冬でした。(その時の様子はこちらから→畑探訪 – 山のぽよくまさん)
また行きたいなぁと思いながら2年半がたち、今回は田中は都合がつかずわたしだけ週末農風のメンバーと一緒の再訪。18切符で夏休み気分で行ってきました♪
前回はぽよくまさんたちが伊豆に移住されてきてまだ半年、はじめての冬に挑んでいる最中でした。その時作りかけだったロケットストーブが今やもう使い込まれボロボロに崩壊! 歳月の長さを感じました。
この間お2人は、自給自足の暮らしをしながら人の集まれる場づくりをしたいという夢に向って、苦労しながらも着々と歩まれていた模様です。
着くとさっそく電気・ガス・水道なしの暮らしを案内してくれました。天ぷら油で走る車、太陽光発電機、オイルランプ、保温調理ボックス。そしてコンポストトイレ。 トイレは屋内と屋外両方に設けてあり、屋外は野天に穴のワイルドトイレ。 それにひきかえ屋内のコンポストトイレは、水を使わずとも微生物の働きで匂いも出さずに処理できるバイオ技術を駆使した優れもので、処理剤にはオガクズより細かい木挽き糠を使っているそうです。
さて問題です。この写真は何をしているでしょう。
まるで草取りをしているようですが、正解は小豆の種まき。畑は程よく雑草を残してあります。雑草が小豆の苗を乾燥から守ってくれるそうです。自然との共存共栄。蒔いた上には草をいっぱいかけて草マルチ。最後にパンパンと柏手を打ってきれいな気を送ります。そうすると良く育つような気がするそうです。わたしたちも手を打って育ってくれるようにとお願いをしました。不思議とすっきりした気分になります。
こちらはミツバチの巣箱。見晴らしのいいあちこちに設置してありました。自然に蜂が入ってくれるのを待っているそうですが、今年はまだ空き家でした。蜂さん早くきてね〜。
ワイルドトイレ。葉っぱでふきます。斜面に沿って開かれた段ごとに、畑やバーベキュー場、そしてトイレなどいろいろなスペースがあるのが面白いです。
お昼は外にかまどを用意してくれて、豆ご飯とカレーのアウトドアランチ。
サラダは調味料からほとんどくまさんの手づくり! 美味しかった♪
ぽよくまさんたちは、種を蒔いたり野草を摘んだりストーブを作ったり、必要なものは自分の手で試行錯誤する生活をここで続けてきて3年。「最近ようやく、頭ではなく身体で自然と一体な感じがわかってきた」と話してくれました。
電気ガス水道などのライフラインがなくても、大地としっかりつながり、食べていける生活は、ある意味とても自由で豊かなんだと思います。くまさん、2年半前よりもさらに輝いてました!!
お2人ともやっていることはすごいんだけど、こつこつと等身大のやり方をされているところに親近感が湧きます。
ぽよくまさんたちはfacebookページで情報発信もしていますので、ご興味のある方はそちらをどうぞ〜
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