本論に入る前に、もう少し前段を重ねます。
自分のサイトを持ってアクセス解析を設置すると、サイト全体のマクロな数字(ページビューとか訪問者数など)に日々、一喜一憂することになるとおもいます。
そして同業他社の数字も気になります。私自身もそうでした。
そして、いつの間にか飽きてしまいます。私自身もそうでした。
しかし、他を気にするより自サイトの細かい変化を飽きないで気にし続ける方がずっと大事です。(商いは飽きないことだ!)
なぜ、他を気にしても仕方がないのか。理由を述べたいと思います。
アクセス解析の方法が異なると同じ指標でも数字が異なって出るから
アクセス解析に利用するソフトやサービスが異なると同じ指標でも数字が違ってしまいます。どれぐらい異なるかは一概には言えませんが2割ぐらいは違ってしまうというのが私の実感です。
他のサイトと数字を比較するときはどんな方法で計測したかわからない限りはオーダーを参考にするぐらいにしましょう。
アクセス解析の方法について詳しく知りたい方は アクセス解析ツール3つのタイプ – ログ型/ビーコン(タグ)型/パケットキャプチャ型(第2回) | Web担当者Forum が参考になります。
サイトの作り方で数字の有り様が違ってしまうから
同業種同程度の利益を上げているサイトでも、指標の出方はサイトの作り方によって全然違ってきます。
例えば、商品の紹介ページにおいて、概要と詳細を1ページにまとめるか?複数のページに分けるか?というだけでもページビューは2倍近く変わってしまいます。
マクロな数字を眺めていてもサイトの改善点は見えてこないから
マクロな数字からはサイトに対する打つべき手は見えてきません。
私は中日ファンなので順位表眺めながらヤクルトとの直接対決を何勝何敗でいけばどうのこうの・・・と妄想したりもしますが、当事者の方々はそんなことどうでもいいと思っているでしょう。そんな皮算用しても勝ちには近づいて行くことはないですから。
(さらに余談ですが、中国にGDPが抜かれたというニュースを思い出してこんなのを眺めていました。GDPや成長率が評論家のネタになったり政府が批判される要素になるのはわかりますが、その数字から国のどこに問題があるのか?それに対してどう手を打ったらいいのか、といった話には広がって行くことはないですね。でもグラフを眺めているのはたしかに楽しいですね。)
じゃあ、どの数字をどう見ていくかということですが・・・
それは次回以降に!
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