二人で伊豆のヒリゾ浜まで行ってきました。
今回の旅行では、下田観光案内所と南伊豆フリー切符にたいへんお世話になりました。
「来週、天気が良ければヒリゾ浜に行こう! 」と言い出したのは私。
いつもならば私がざっくりと行き先を決めた後、ルートや時間などの細かいことは田中が調べてくれます。
ですが今回は田中が忙しいし、田中家財政難の中での遠出だし、
「私が調べる、宿もとる。お金はなるべくかけない」と宣言。
とまぁ言ってはみたものの、ヒリゾ浜までバスで行けることだけ確認してあとは先延ばし。
あれよあれという間に前々日になってしまい、あわててネットであれこれ調べ始めたのですが、意外に下田も広い。必要な情報にたどり着けないままどんどんと時間が過ぎるのでした。
その中で得た有益な情報が2つ。
「南伊豆フリー切符は都内から使えて、下田のバスも二日間使い放題。」
しかも値段は蒲田駅ー下田駅の往復だけでもとがとれる。
「駅前の観光案内所に行けば宿泊先をなんとかしてくれる。」
というわけで、出発前夜に田中に切符を購入してきてもらい宿は決まらないままの出発になりました。
なんとかなるよ~と言いながら、ちょっと不安だったのですが、、、
本当になんとかなりました。
案内所のおばさまが、手頃な民宿の手配から細かいバスの乗り継ぎ、夕飯におすすめのお店まで、必要な情報、マップなどなんでもパパッと出してくれました。
は、速い。ネットより人だな~と実感。ありがとう、おばさま。
この案内所、3日前にボヤを出して、その日はちょうど営業再開したところだったそうです。開いててよかったー。
さて、ヒリゾ浜はそこから1時間近くバスにゆられ(乗り継ぎ含む)、さらに渡し船(一人1000円)に乗ってようやく上陸できます。
その行きづらさと美しさから秘境と呼ばれている場所。
秘境は人気です。平日だというのにすごい人、人、人。
テントでいっぱいで、海が見えません。
これが週末ともなると、レジャーシートをしく隙間もないそうです。
そんな海だけあって、水がキレイ! 魚が濃い! ソラスズメの群れにあいました。
ただ悔しいことに水中カメラがここに来て壊れてしまったので写真が1枚もありません!
渡し船の乗り場を撮り、着いた浜辺を撮り、さあここから海というところで壊れてしまいました。
残念ですけど、そのぶん目に焼き付けることに。
わたしの海の楽しみ方はのんびりシュノーケルしつつ時々素潜り。
田中は潜らないものの同じペースで一緒に泳ぎ回ります。
なのでヒリゾのような岩場の海は本来ぴったり。
けれど狭いスペースに人がたくさん泳いでいる現状、さすがにのんびりはできませんでしたね。
フィンを脱ぐと流されて泳ぎづらいけど、履いていると人の邪魔になりそう。
そんなやや消化不良感と、行った満足感とを持って引き上げることになりました。
ほとんどの人は車で来ているようで、バスは行きも帰りもガラガラ。
浜辺の騒がしさが嘘のような車内。
ホッとしながら、下田駅まで長々と引き返しました。
秘境と聞くと行きたくなるけど、大勢で押しかけた時点で秘境でなくなるし、やっぱり自然への負荷が大きいので何か変わってしまった後なんですよね。
それがわかってても行きたくなるし、どうしようもないなぁと再確認しました。
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