舟形町に行ってきました。
山形の、新庄から電車で10分ぐらいのいなか町。
週末農風のまさこちゃんが4月から地域おこし協力隊として働いています。
現地では隊長! と呼ばれてました。
一緒に行った田中が写真をたくさん撮ってきました。
マザーツリーと呼ばれるブナの大木。
一日目は、なりゆきでブナの森トレッキング。
この大木の下でお昼を準備して、東京からきていた子供たちをお出迎えしました。
お鍋を6個も使って山菜汁の準備。
もう舟形の人が材料を切って鍋とともに背負ってきてくれていたので、私たちは鍋に入れて煮るだけ。
具はじゃがいもといんげんと豚肉。
山菜汁というからには何か山菜もいれなきゃね。
みんなで沢にくだって“みず”を探しました。“みず”はふきに似たシャキシャキした山菜ですが、フキのようなくせはなくて食べやすい山菜です。
沢の水が冷たくて気持ちよかった〜。
ブナの森がたくわえた水だけあっておいしかったです。
こちらでは、清水のことを“すず”と呼ぶのです。なんともすずしげで雅びな響きです。
残念ながら“みず”はもう時期をすぎていて細いのがちょっと生えているだけでした。
一応採れるだけとって、すじをとりお鍋に入れました。すじとりが楽しい。
山菜汁というより肉汁をたいらげた子供たちは、舟形の人から絵本の読み聞かせをしてもらい、私たちも一緒に聞きました。
木の精と、木の実と、村人の暮らしと、まちの人の欲と破綻、そして木の再生のお話……。
山の中で木に囲まれて木の精のお話を聞くのは不思議な気持ちになります。
きっと東京の子供たちも何かかんじとったはず!
短い時間でしたけど、森の奥まで入れて楽しかった。
道はかなり急なところもありましたが、ブナの枯葉がたっぷり落ちててでフカフカで歩きやすかった。
冬は雪が何メートルも積もるそうです。
そのせいか、下草が低くて見通しがよく明るい。
登ってて少し息がきれた時、顔をあげて見渡すと、すっと静寂を感じて落ち着きました。
舟形町に着いてそうそう、とびきり素敵な場所に案内してもらえたみたいです!
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