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フィード ・RSS その1 – ウェブ用語解説

今回も用語解説にしました。フィードとRSSについて解説します。

たびたび質問される言葉だったのでここでしっかりまとめておきたいと思います。

一般的には

「フィードとはウェブサイトが更新情報を提供すること。その提供するデータのフォーマットの一つがRSS。」

などという答えになりますがわかったようなわからないような感じですね。

フィードとは英語のfeedのことですが、与えるとか養うとかそのような意味ですね。私は「食べさせる」というのが今のところ一番しっくりきます。

ではなにがどんなものをなにに食べさせるのか?そしてなんでこんなものが必要とされるようになってきたのか?

述べたいと思います。

お気に入りのサイトが更新されているかどうかいちいち確かめにいくのがもうめんどくさいよ

これは私の心の叫びですが。これです。フィードはこの問題を解決してくれます。

フィードが普及する以前、お気に入りのサイトが更新されているかどうか確かめるには、ブラウザを開いてお気に入りからサイトをえらんで実際にそのサイトにアクセスする。こうするしかなかったですね。

お気に入りのサイトが少ないうちはこれでも良かったんです。しかし、サイトの数はどんどん増えていきますよね?そうしたらそんなこといちいちやっていられないです。

じゃあこれをどうやって解決しましょうか?

サイトが更新されているかどうか代わりに定期的に確かめてお知らせします

私は数年前からグーグルリーダーというサービスを使っています。

ここにお気に入りのサイトを登録しておくと更新情報を収集してリスト化してくれます。

下のスクリーンショットはこのサイト(TRiM.)の更新情報がリスト化されている様子です。


じゃあどんなサイトでもグーグルリーダーは更新情報をリスト化してくれるかというと、そうじゃないです。フィードを発行しているサイトのみです。

グーグルリーダーはサイトが発行するフィードを定期的に食べて消化してリストに整理してくれます。

グーグルリーダー以外にもフィードを食べてくれるサービスはいろいろあります。それはまた最後に紹介しますね。

フィードはサイトが発行し様々なサービスや別のサイトが食べます。つまり私たちが直接目にして楽しむものじゃないんですね。コンピューター同士がやり取りのために使います

この点が、フィードという言葉をよく目にするんだけどなんだかよくわからないものにしている一因じゃないかと思います。

フィードの実体はどんなもんなのよ?

さきほど、フィードは直接目にして楽しむものじゃないといいましたが、私はたまに眺めて楽しんでいます。

たしかに私は変わった人だとかしばしば言い渡されますが、フィードはどなたでも読もうと思えば読めます。普通の言語で書かれています。多少の英語が出来さえすれば読めます。ワードやメモ帳で書いたり編集することもできます。

さあ、ここですぐにフィードの実体を紹介しても良いのですが、ここまででフィードがどんな性格なものなのかわかっていただけたと思いますので、フィードがどんな情報を含んでいたらよいか?どんな形式で記述されていたら都合が良さそうか?一緒に考えてみましょう。(めんどくさい人は読み飛ばしてください)

 コンピューターはめんどくさがることはないけれどどこが更新された情報なのか分からない

ここで話を少し戻します。

私たちは繰り返しとか定期的とかそういうことが苦手です。

この点、コンピューターはなんでもないです。定期的に更新情報を収集するなんてお手のものです。

しかし、彼らはただサイトを見ただけではどれが更新された情報なのかわからないんですね。

なので、教えてあげましょう。

このサイトを例にとって考えます。

まず、サイトのタイトルなど基本的な情報タイトルTRiM. – Web, Graphics & PhotoURL http://trim.bz最新更新日 2011/09/17

とりあえずこのぐらいで

あとは、コンテンツを加えていきましょう。基本はいつ誰がなにを書いたかですね。

さきほど考藤が書いた記事。タイトルカッシャンカッシャンリンクhttp://trim.bz/2011/09/17/201筆者考藤 正海日時2011/09/17概要最近買ってきたもので、 田中大喜び!したものがあります。無印良品のコーナーカットパンチ。 カッシャン!とパンチするだけで、紙のコーナーを直角から角丸(ラウンド)に変えられる文具です。

こんなふうにまとめていけば良さそうです。

じゃあ実際、フィードはどんなふうに書かれているか見てみましょう。(振りが長かったですね笑)

中身は以下のとおりです。上に書いた例と比べてみてください。項目がただ英語で書かれているだけでおなじですね(タイトル → title など)。

(クリックして大きな画像で見ていただいたほうがよくわかります)

このサイトのフィードは http://trim.bz/feed で実際に発行してます。


実は、実際はもっと多くの情報が含まれているのですが、分り易くするために、上記の項目以外のものは省いてしまいました。

このフィードはRSSという形式で書かれたものです。ほかにもAtomという形式もありますが、似たような雰囲気です。この2つが標準になっています。

ここまででフィードの説明はおしまいですがもう少し続けます。

フィードは便利かもしれないけれど自分のサイトでも発行しようと思ったらどうすればいいの?

って思いませんか?先程の例のようにやっていたら大変ですよね。

フィードを収集するのはコンピュータに任せられてもフィードを料理してサービスするのが手作業だったらばかみたいですね笑。

じつはこの問題とブログの登場は密接な関係があります。

しかし、今日は疲れてしまったので、続きは明日書きます。

フィードの様々な活用のされ方

サイトの更新情報を確認するのがめんどうだから、というものぐさな理由からフィードの導入理由を説明しましたが、もっと積極的な活用がたくさん行われています。たぶんみなさんも見かけているはずなんです。

これも、今日は疲れてしまったので、続きは明日書きます。

では、今日はこんなところで。

お付き合いありがとうございました。

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