日々ろぐ

唐津旅行 美味しいもの編

| 2014.11.05 |

何を食べても美味しかった! という声は九州に行った人からよく聞こえてきます。私たちの旅も本当にそのとおり。刺身のつま、海藻にいたるまでなんでも美味しかった! そんなこんなを一部ご紹介します。

 

チャンポン1

まずはチャンポン。父の友人の案内で、東唐津の「ほりばた」へ。ここはいろんなトッピングのチャンポンがあります♪

わたしが頼んだのはイカの唐揚げチャンポン。チャンポンどっさり! 食べきれるかしら?(←無理でした)
そして田中が頼んだのは、驚きのキクラゲチャンポン。

どっさりチャンポンの上にさらにどーんとコリコリのキクラゲ。これでたしか700円ぐらいだったかな。安さにもびっくり。キクラゲ大好きな田中は満面の笑みでした。きくらげチャンポン父とその友人のお話では、「チャンポン屋は子供の頃からいくつかあった。」「ラーメン屋はなかった。」「うどんはあったけど蕎麦は食べたことなかった。」だそうな。チャンポンの方がラーメンよりも昔から根付いていたことにびっくりしました。

西のほうは麺文化が異なるとは聞いてましたが、ずいぶん違うものですね。父は唐津からいきなり東京に出て(福岡など都会を経ずに)就職したせいか、東京で初めて出会った「ざる蕎麦」の食べ方がわからず、おつゆを麺のうえにかけまわしてしまったそうです。

 

 

 

夕飯は前にも紹介しましたが、呼子でイカの活き造り定食@金丸旅館♪

活き造り

天ぷら

ゲソは途中でいったん下げられてゲソ天に変身してきます。イカってこんなに美味しいんだー、と改めて実感します。

同じく金丸旅館の朝ご飯。

朝ご飯

写真がちゃんと撮れてなくてすみません。地味に見えますが、味、バランスともに花まるの朝ご飯です。

ほかほかピカピカのごはんに、味噌汁はいりこ出しのやさしい味、軽くあぶった鯵のみりん干し、鯵の漬け(づけ)はそのまま食べてもいいけど、ごはんにのせてお茶漬けにするのが最高。余韻の残る朝ご飯でした。完食です。

 

 

 

呼子の朝市をぶらついて遊覧船に乗った後は、タクシーで少しはなれた名護屋城跡に行ってきました。

名護屋城跡

太閤秀吉が日本代表選抜軍団を朝鮮半島に攻め入らせた際の陣跡です。晴れていれば壱岐の島がすぐそこに見えます。

朝鮮攻めは歴史の授業で習うには習いましたが、さらっと教わっただけで、たしか扱いも秀吉晩年の奇行の類だった覚えがあります。実際に城跡に立ち、名だたる武将が大集合したさまを聞くと、、秀吉がいかに本気だったかが伝わってきました。
それまで国内で対戦していた武将同士が集合し、狭いエリアにひしめくように居を構えて戦いに備えた場所。
オリンピックの選手村のようだ、ここは。
今はとてもきれいに手入れされ落ち着いた空間になっていて、城跡というと草ぼうぼうの有りさまをイメージしていた私には意外に感じました。

ひとまわりした後は、唐津焼きのお茶碗で抹茶がいただける茶苑海月というでほっと一息。きれいなお庭を見てしばしぼーっとしてきました。

海月

 

お昼は豪遊してしまいました。海中レストラン「萬坊」でまたまたイカづくし。(海中というほど海中は見えません。)加えてサザエの刺身を頼んだら、すごい量が出てきました! コリコリで新鮮。でもさすがに途中で飽きました^^;

サザエ刺し

調子にのった父がメニュー表にないウニまでゴリ押しで注文。これもドカンと出てきて、支払い役の私はお値段を想像してちょっと青くなりました。でもこれがいくら食べても飽きない美味しさで、半分はわたしの胃に入りました。

この後は父と別れてバタバタと福岡に向かったのですが、まんぼうでのんびりしすぎて時間がない中、どうしても唐津くんちは田中に見せたかったので、足早に展示場に寄りました。
唐津曳山展示場
ここは巨大な曳山14台が常時展示されています。
「大きい」、「かっこいい」、「強そう」、「歴史がある」、という男性が惹かれる特性をほぼ備えた曳山。案の定田中も感動していました。もう少しで曳山Tシャツを買いそうになっていました。

 

 

夜は福岡の天神にて、いとこがやってる中華食堂「金龍」。この日はビールで再会を祝しただけで、翌日また再訪してとんこつラーメンをいただきました。天神は交通の要所なので便利です。

ラーメン
もともと祖母が始めた店で、小さいころ帰省ではここを拠点に寝泊まりして、唐津に行き帰りしていた懐かしの場所です。店は変わらないけどまわりの建物がどんどん変わっているので、食べログで場所を確認しながらたどり着きました。
いとこは三代目で、スープの味は祖母の頃とは変わってましたが美味しかった。でも復刻版が食べたいなぁ。

餃子は形状がずいぶん昔と変わっててビビりましたが、味は変わらずで安心しました。野菜たっぷりでペロリと入ります。なぜかカレーも美味しいので機会があるかたはぜひお試しを。

餃子

 

 

西鉄で太宰府にも行って、学問の神様に合格祈願をしてきました。
境内の中のお茶屋さんで食べた梅が枝餅セット。焼きたてで外側がぱりぱりのお餅の中にあったかい小豆餡が入っています。

梅が枝餅

 

お餅部分がぱりぱりめ、しっとり柔らかめ、店によって違いがあるので、参道に出てからもう一つ買って食べ比べ。どちらも好きですけど、ややしっとりぐらいが一番好きかも。

 

最後に、博多に来たらうどんも食べたい。

うどん

 

いりこだし、柔らかめの麺、まる天にたっぷり青ネギでほっとする味です。

 

以上、メジャー選手が続いたので、最後の最後におみやげに買った松原おこしもご紹介します。

写真がまたよく撮れてないのですが、、

松原おこし 松原おこし2

 

黒砂糖としょうがの風味のしっとり柔らかめのおこしです。鏡山を模した形に積み上げられているのが可愛い。これをいっこづつ外しながら食べるのが好きです。たぶん唐津以外では売られてないマイナー選手。すごく素朴ながら誰からもそこそこ受けがいいお菓子です。

昔、虹の松原の製造工程が外から見える店に行ったことがあって、それがおもしろかった覚えがあります。

また見たいなーと思ってたら、ここで紹介してくれていましたよ↓

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.495466700465365.119844.277730778905626&type=3

おこしは全国あちこちで売られてますが、この松原おこしの食感はオンリーワン。手づくりならではなんですかねー。

いつまでも続いてほしいです。

 

以上、おいしいもの編でした!

 

 

 

 

夏山のぽよくまさんち

| 2014.08.11 |

 

夏山ぽよくまさん_2夏山ぽよくまさん_1

夏山ぽよくまさん_16夏山ぽよくまさん_26
伊豆熱川山中にある“ぽよさん&くまさん”ご夫婦のお宅に伺ったのは今回で二度目です。
前回は真冬でした。(その時の様子はこちらから→畑探訪 – 山のぽよくまさん

また行きたいなぁと思いながら2年半がたち、今回は田中は都合がつかずわたしだけ週末農風のメンバーと一緒の再訪。18切符で夏休み気分で行ってきました♪

前回はぽよくまさんたちが伊豆に移住されてきてまだ半年、はじめての冬に挑んでいる最中でした。その時作りかけだったロケットストーブが今やもう使い込まれボロボロに崩壊! 歳月の長さを感じました。

この間お2人は、自給自足の暮らしをしながら人の集まれる場づくりをしたいという夢に向って、苦労しながらも着々と歩まれていた模様です。

着くとさっそく電気・ガス・水道なしの暮らしを案内してくれました。天ぷら油で走る車、太陽光発電機、オイルランプ、保温調理ボックス。そしてコンポストトイレ。
トイレは屋内と屋外両方に設けてあり、屋外は野天に穴のワイルドトイレ。
それにひきかえ屋内のコンポストトイレは、水を使わずとも微生物の働きで匂いも出さずに処理できるバイオ技術を駆使した優れもので、処理剤にはオガクズより細かい木挽き糠を使っているそうです。

 

さて問題です。この写真は何をしているでしょう。夏山ぽよくまさん_15

まるで草取りをしているようですが、正解は小豆の種まき。畑は程よく雑草を残してあります。雑草が小豆の苗を乾燥から守ってくれるそうです。自然との共存共栄。蒔いた上には草をいっぱいかけて草マルチ。最後にパンパンと柏手を打ってきれいな気を送ります。そうすると良く育つような気がするそうです。わたしたちも手を打って育ってくれるようにとお願いをしました。不思議とすっきりした気分になります。夏山ぽよくまさん_12

 

夏山ぽよくまさん_20

こちらはミツバチの巣箱。見晴らしのいいあちこちに設置してありました。自然に蜂が入ってくれるのを待っているそうですが、今年はまだ空き家でした。蜂さん早くきてね〜。

夏山ぽよくまさん_21

ワイルドトイレ。葉っぱでふきます。斜面に沿って開かれた段ごとに、畑やバーベキュー場、そしてトイレなどいろいろなスペースがあるのが面白いです。

 

 

 

 

 

 

 

お昼は外にかまどを用意してくれて、豆ご飯とカレーのアウトドアランチ。

夏山ぽよくまさん_7 夏山ぽよくまさん_11

夏山ぽよくまさん_5夏山ぽよくまさん_3

夏山ぽよくまさん_8夏山ぽよくまさん_6

サラダは調味料からほとんどくまさんの手づくり! 美味しかった♪

夏山ぽよくまさん_25 ぽよくまさんたちは、種を蒔いたり野草を摘んだりストーブを作ったり、必要なものは自分の手で試行錯誤する生活をここで続けてきて3年。「最近ようやく、頭ではなく身体で自然と一体な感じがわかってきた」と話してくれました。

電気ガス水道などのライフラインがなくても、大地としっかりつながり、食べていける生活は、ある意味とても自由で豊かなんだと思います。くまさん、2年半前よりもさらに輝いてました!!

お2人ともやっていることはすごいんだけど、こつこつと等身大のやり方をされているところに親近感が湧きます。

ぽよくまさんたちはfacebookページで情報発信もしていますので、ご興味のある方はそちらをどうぞ〜

https://www.facebook.com/otentoyama

 

 

 

やぎ活

| 2014.08.10 |

6月、7月と2回、

やぎ活をしてきました。

大月の岩殿山の山麓、「修験deパン」さん宅にて。

ヤギ活_5ヤギ活_8ヤギ活_10ヤギ活_4ヤギ活_2ヤギ活_7ヤギ活_9

 

手先の器用さではたいてい田中にかなわないのが常なのですが、この日の乳搾りでは珍しくわたしに軍配が上がりました。

やぎのおっぱいのサイズには、女性や子どもの手の方が向いているそうなんです♪

めすやぎはとっても人懐っこくおとなしくラブリーで、すっかり心を掴まれてしまいました。特にこやぎのかわいさといったら! ちなみにおすヤギは時に暴君らしいです。

 

そもそもはヤギに会いにいったというか、自ら育てた麦でおいしいパンを焼いているパン屋さんに会いにいったのですが、気づいたらヤギに夢中になっていました。もちろんごちそうになった焼きたてのパンもとまらない美味しさでしたが。

ヤギ活_11ヤギ活_1ヤギ活_6

 

修験deパンさんご自身も、そもそもは草取りのためにやぎを飼い始めたそうなのですが、気づいたらやぎの餌集めや乳搾り、豊富に出るミルクの加工と、すっかりやぎ中心の暮らしに変化されたそうです。はたから見るとやぎに生活を捧げているのでは、、と思ってしまうくらい。

15頭もいるやぎたち一頭一頭にかわいいお名前をつけられていて、家族のようなかわいがりよう。写真のポーズをきめてくれているやぎはモモちゃんとレモンちゃんです。

このやぎ達のミルクが使われているパンは今のところ一種類のみ。その名も“山羊さんのミルクパン”。「モンゴル草原の味がする」とも言われているそうです。たしかに少し独特の風味があるような。。ただ焼きたてだと風味よりもミルキーさのほうが感じられました。


ヤギ活_10おみやげに貴重なスペルト小麦の穂ももらいました。「蒔いて育ててください」とのお言葉つきで。

さてマンションぐらしでどうする??
姉がひきとって蒔いてみたいと言ってくれました。ぶじにバトンタッチできそうで良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

多様性の美しさ 〜色々米〜

| 2014.06.01 |

 

いろいろ米−1

いろいろ米-2

昨晩のカフェスローのイベントで購入した「いろいろ米」です。ぱっと見雑穀米?かと思ったらなんと全部がお米でした。51種類のお米のつぶが一緒になって「きれいでしょ〜♪」と言っているみたい!
このたくさんの種類のお米はみんな、千葉で在来のお米を守り継ぐ活動をされているピースシードさんの田んぼで取れた種から育てられたものです。51種類でもすごいのに、なんと全部で350品種も栽培しているというからびっくり。

イベントはドキュメント映画上映&お話会というものでした。
映画上映&つづくたねトーク『 ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて 』
科学者であり環境活動家であるヴァンダナ・シヴァさんというインドの女性について、私は全く知りませんでしたが観に行って良かった!
映画では、彼女からエネルギッシュな語り口で、感性にしみる凝縮された言葉をシャワーのように浴びせられました。ちょっとクラっするほど。こんな女性がいるとはインドさすがです。哲学がすごかった。
残念ながらメモってないのでかなりの内容が刻々と頭から抜け落ちつつありますが、「生きる」ということについてシンプルに語ってらしたのが印象的だったので忘れないうちに紹介します。

tane 「一見生きてないように見える“種”、でも適切な土と適度な湿気があれば芽を出し、成長し葉を茂らせ実をつける、それが生きるということです。」細部は違うかもしれませんが、大まかにいってそんな意味でした。「重要なのは潜在能力」ともおっしゃっていました。
つまりどんな種(人)でも潜在能力を持っていて、個々にあった環境に置かれればそれが全開になる、そしてそれが生きている状態ということでしょうか。うちのプランターの欅は、冬の間は葉がひとつもなくまるでお箸のようでしたが、春になると吹き出すように若葉が出て今は葉っぱがふさふさ全開です。なるほどー生きてます。そして人ならばそんな環境は自分で引き寄せたり作ったりしたいですよね。そういうと自分はどんな環境が適切なのかぐつぐつ考えたくもなりますが、そういう時は何も考えずに土の上に立ってみるのもいいと私は思います。

ヴァンダナ・シヴァさんの経営している農場では、お米だけでも630品種も栽培して種とりをしているそうです。
多様性は美・アートというようなこともおっしゃっていました。
そう聞いた後に上の色々米を見たのでなおさらきれいに見えました。上映後のお話会で、ピースシードの浜口さんも多様性の美しさについて一生懸命語ってくださいました。

いろいろ米

今朝さっそく炊いていただきましたよ♪ 香りが良かったです。

関東人が祝島に行きました−5

| 2014.03.21 |

Hijiki_1Hijiki_2

 

那須の豊穣庵の奥様よしえさんはパワフルな上にお料理上手な女性です。この日は上関で反原発集会のお手伝いで、朝早くからいろいろと働いていたそうなのですが、宿につくとさっそく夕飯のしたくに動き出しました。 食材を整理してわずかに考えこむと、「うん、じゃあれんこんをすってつなぎにしてひじきのハンバーグにしましょ!」思いもよらぬメニューをパパっと考案。れんこんは名物「岩国れんこん」です。関東のれんこんよりもホクホクしているそうです。ひじきは天日干しのおかげか味が濃いんですよー。

そういうわけで、メニューは

岩国れんこんと祝島ひじきのハンバーグ、おろし醤油をそえて、
ひじきの炊き込みごはんのおにぎり、
ピチピチのお魚はKくんがさばいて野蒜とお味噌(これもよしえさんお手製)でアジのなめろう、
それと小アジを揚げて南蛮漬け、摘んできた菜花など、
その他よしえさんが親しくしている島の方もお魚を差し入れてくださって、祝島食材がいっぱい集まりました!

お料理部隊が動き出したその間、私はというと、昨日は入れなかった食料品店に買い出しに向かいました。同じく入れなかった2人と連れ立って。 目的はまた天ぷらと石豆腐ですが、ついでにもしお土産になりそうなものがあれば買いたいなーと考えながら。

しかしお店に入ってみると、期待むなしく島の人向けに船で運んできた品物が中心といったところ。びわ茶だけは生産地価格で買えてラッキーでした。他に何かないかなーと目をこらすと、小さい干し魚がたくさんつまったビニール袋、よく見ると見覚えのないお魚です。かれいのような。 「これはねー、でんびら、背骨が固いから木槌で叩いて骨をとって食べるのよー」。と店のおばさん。

でびら でんびら??? 木槌で叩く? よくわからないけど安かったし日持ちもしそうなのでとりあえず買ってみました。なんとなーくのんびりした絵が浮かびます。一尾づつ木槌でとんとんしながらストーブの上か網であぶって家族で食べるのかなー。

 

お店を出ようとすると、おばさんがスティック状の天ぷらを3本差し出し「これどうぞ〜3人だから3本〜」と言ってくれました。 お使いに来たごほうびをもらったみたい。ありがたく頂戴しました。

 

祝島の食卓

Yasou

 

人数も増えたので夕飯はテーブルを2つつなげて並べました。写真をほとんど撮ってなくて残念。食べるのに夢中で。。残らずおいしくみんなの胃袋におさまりました。

翌日は浜に行ったり移住者の貴重なお話を聞いたりして旅はまだまだ続くのですが、長くなるのでこのへんで。
短い滞在でしたが、祝島の静かで心地良い時間の流れに、いつの間にかどっぷりつかっていました。

せわしなさよりもゆったりさに早々と適応してしまうのは私に限らないことでしょう。人はそうできているんだと思います。

 

島に移住された方に聞いたお話で、
「島は現金収入はあまり得られないけど、食べることには困らない。都会みたいに働かなくても食べてはいける」というのが印象的です。都会とはまた違った豊かさがあるんだなーと感じました。あと大工さんがいっぱいいるという話もおもしろかった。ここではいくつか職業を兼任しているのが普通なんだそうです。職業が細分化されている都会とは違いますね。

 

そんな素朴で穏やかな暮らしが淡々と営まれているようで、並行して生活の一部になっているのが原発建設の反対運動です。もう30年以上も抵抗を続けているというからすごい!
海、山、自給的な暮らし。こういうものの大事さは失くしてから気づくことが多いものですけど、島という空間だとより切実なんだと思います。

福島の事故でいったんは止まっていた建設計画もまた復活してしまい、島の人達の戦いも続いています。
一刻も早く安心して暮らせる日が来ることをつよく願わずにはいられません。

 

関東人が祝島に行きました−4

| 2014.03.20 |

IMG_2891

 

Tさんが営んでいる「こいわい食堂」は、島外の人には完全に祝島の食材だけで作った定食、島内の人には島では食べる機会の少ないうどんやお好み焼きというふうに献立をわけて営業しているそうです。お客さんのニーズを聞いてみたら自然にそうなったんだとか。

ごはんは薪を使って釜戸炊き、水は井戸水、前述の豚さんのお肉も登場するそうです。Tさんは祝島での自給的な暮らし方が気に入って広島から移住してきたそう。つまり自分らしい暮らし方を選択してお店まで営んでいる!(しかもゆったりと)。できそうでできないことだと思います。そのTさんの食堂にもぜひ行ってみたかったのですが今回は時間があわず断念しました。

 

代わりにこの日のお昼は最近島にオープンしたという中華食堂「古泉」にぞろぞろと押しかけました。

路地の奥の奥の奥にぽっかりと広がった空間にそのお店はあり、東京だったら完全に隠れ家的一軒家と言われそうですが、 ここではたいしたことではないようです。むしろ中華という点がもの珍しいみたい。

店内には島の景色を描いた絵がいくつもずらりと掛けられていて、そこで目をひいたのが棚田。店長さんもオススメのスポットだというので、食後は棚田までハイキングに決定♪

 

海

 

山桜この日東京では雪がちらついたりしていたようですが、島は晴れ渡って春はすぐそこ。山桜も満開です。食べられそうな菜花を摘んだりしながら片道3kmの山間の道をのんびりだらだらと歩きました。少し登ると眼下には海。斜面にはびわ畑やみかん畑が。その先にいよいよ見えてきました。

た、高い、分厚い石組みと黒々とした建物。想像していた棚田とは違って要塞みたい! ちょっとぽかーんとしてしまいました。上の段まで登ってみると目の前には空と海しかありません。ここを1家族で開いて積み上げたというのだからすごいもんですねー。実感が徐々に追いついてきました。

祝島の棚田

 

とりいそぎ記念撮影を済ませ、夕方の船で来るという豊穣庵さんを迎えられるよう帰りは早足で駆け下る、と言いたいところですが駆け下ったのはともさん他3人で、わたしや田中、あと2人はみるみる置いていかれました。

わたしも早足したつもりだったのですけど、日頃からスローペースで生きているせいかぜんぜん追いつけず。。
かなり遅れてゲストハウスにたどり着くと、ともさんたちはきびきびせっせと台所を片付けて、お茶の準備に入っていました。朝は散らかし放題で出かけたのでひと仕事です。ありがとー。

さていよいよ豊穣庵さん夫妻も来るとなるとさらに賑やかになる予感。Tさんが今日はピチピチの島のお魚を届けてくださっています。どんな料理になるのかも楽しみです。

さてさてつづくー

 

関東人が祝島に行きました−2

| 2014.03.15 |

祝島の街並み

祝島の道祝島船着き場

 

船を降りてさっそく目に入るのは石を練りこんだ練塀(ねりべい)のある街並み。

祝島の見どころはこの塀だそうです。練塀が続く迷路のような細い路地が奥へ奥へと続きます(わたしは方向感覚を失いました ^^;)。観光地にありがちな部分的に残された景観ではなく、この塀が今でも生活の中に息づいている様子が感じられました。後から聞いた話では、塀は台風から暮らしを守っているそうです。

 

ゲストハウスに着く途中、島では一番大きいお店というよろず屋のような食料品屋に立ち寄りました。大きいといっても3人入ればもういっぱいです。

私は入れずに外で待っていると「お豆腐と天ぷらを買ったよ~」と入った仲間が出てきました。

天ぷらとはさつま揚げのようなもの。こちらではさつま揚げも竹輪も練り物は総じて天ぷらと呼ばれているようです。お豆腐はなんだか巨大。

 

宿に到着すると、あらかじめ豊穣庵さんが送ってくださっていた野菜とお米とお餅がありました。

といってもこのままでは夕飯は野菜と豆腐がメインになってしまい、ふだんの田中家の夕飯と変わりばえがなくてもの足りない!

案内してくれたさわやかなTさんに「お魚を買えるところはないですか?」と聞いたところ、やっぱりお魚を売っているお店はないとのこと。

みなさん漁師さんから直接買ってるけど、この日はもう売ってないそう。うーん、まあそんなもんですよね、漁師町なんて観光地でない限り。

わたしたちの落胆ぶりを見てTさん「ちょっと聞いてみますねー」とどこかに消えていきました。

わたしたちも散策に出て、ビールを調達して帰ってみると玄関にTさんがお魚とともに現れました!  細魚(さより)の一夜干しと冷凍のタコです。Tさんすてき!さより

 

そんなわけで夕飯のラインナップは、タコのカルバッチョ、野菜と豆腐のお鍋、大根と天ぷらの煮物、焼き豆腐の高菜のせ、ヒジキとレンコンの炒め煮などなど。タコはやっぱりもっちりしていて美味しい! 東京で食べられるのとは違います。

島で買ったお豆腐に包丁を入れたMちゃんがびっくり「かたい! 高野豆腐みたい」。もちろん水戻し後の高野豆腐という意味。

見た目も固そうで沖縄の島豆腐そっくりでしたが、切った感じもまるで島豆腐。豆腐ステーキやチャンプルーに向いてそう。

これも後で島の人に聞いた話ですが、瀬戸内海の島でもこの「石豆腐」を作っているのは祝島だけなんだとか。石豆腐や石組みの塀といったの沖縄文化との共通点から、この島には昔沖縄からやって着た人々が住み着いたという説があるそう。納得です。

 

この晩はビールで乾杯し、五橋をあけワインをあけだらだらと飲みました。ビールは食料品やよりもさらに小さい酒屋さんで買ってきたものですが、なんとおしゃれで都会的な「ハートランドビール」です。瓶がリユースしやすいという理由で島の人に好まれているとのこと。
なんだかとても田舎のようで進んでいる面もあるらしい、そういえばTさんのお庭にはソーラークッカーなんていう自然エネルギーの調理器具もあったなー。ゲストハウスのお風呂はタイマー式の薪ボイラーだし。なんだか不思議なこの島で、見慣れたメンバーでこたつを囲んでいるという不思議な状況で夜はふけていくのでした。

 

 

 

 

関東人が祝島に行きました−1

| 2014.03.15 |

祝島の海祝島の朝Hijiki_2山陽線

 

おかげさまで今年はお仕事をたくさんいただき毎日忙しくしております。そんな中、ちょっとしたご縁があり祝島に旅行に行ってきたので、田中とわたし、二人が撮った写真でおおくりします。田中のハイスペックなコンデジで撮影したものと、わたしのiPhoneで撮影したもの、違いがわかるでしょうか?

 

祝島をご存じの方は原発建設工事の反対活動で知った方が多いかと思います。この島は何十年も、島の対岸に原発が作られることに反対し続けています。

私たちも同様で、親しくしている栃木の農家さんが反対活動をしている島の人と交流を始めたこときっかけでこの島を知りました。

詳しくはこちらをどうぞ。

豊穣庵さんと祝島とわたしたちのつながり。 http://trim.bz/portfolio/2013/05/27/2228

その農家さん「豊穣庵」ご夫妻の島旅に農風メンバーも便乗しようと、農閑期のこの時期に出かけることになったわけです。

 

祝島と原発についての情報というのはいろんなサイトに書かれていますので、私はそのことではなく食について書いていきまーす。

なんといっても私も田中も瀬戸内海ははじめて! どんなところで何が食べられるんだろう、やっぱりお魚がおいしいのかしら? そこが一番ドキドキワクワクするところでした。

今回は農風の仲間と総勢8人で2泊。ゲストハウスで自炊です。私は魚が捌けませんが、料理男子のKちゃんも一緒なのできっとやってもらえるわ~、とお気楽極楽。それより島ってお魚を買えるとこあるのかしら?  その懸念は的中するのでした…。

 

前述したように仕事も忙しく、祝島自体の情報も少ないのもあって、空港からの詳しいルートや島のことを私が調べ出したのはやっと前日。

さーて岩国空港からまずはバスで岩国駅に行くのね、ふむふむ岩国駅からJR山陽線で柳井港に出てそこからフェリー、、と付け焼き刃の知識をひっさげ岩国空港に到着。そしてのっけからバスにのれないというハプニングにあうのでした。

それでもなんとか岩国駅にでて、お昼ごはんさっそくお魚。岩国で人気らしい福源という割烹で海鮮丼セットをいただきました。

海鮮丼

まずボリュームにびっくり。

そして量だけでなく、海鮮ひとつひとつの美味しさにも感激!

特にタコが大きくてもっちりしてて立派。さすがー。

このクオリティで1350円、良いのでしょうか。

岩国&このお店を調べてきてくれたTくん&食べログを賞賛しながらいただきました。

 

こちらの地方はお醤油が甘いと聞いていたので、まずはちょっと舐めてみたところやっぱり少し甘め。

ちなみにお味噌の甘さというのは麹の量に比例しますが、お醤油の甘さは甘味料によるところが大きいそうです。

後で宿の醤油や売っている醤油の成分もチェック!やっぱり甘味料入りでした。

関東の甘くない醤油に慣れている身には不思議に感じます。これでは料理におけるミリンの地位はいったいどうなるのでしょう? 転落してしまうのでは。

 

 

のんびり昼食後、バタバタとおおいそぎで錦帯橋を見学します。タクシーで駅に戻りすがら、他にも岩国には岩国鮨や岩国レンコンという名物があると運転手さんが教えてくれました。また忘れちゃいけないのはお酒、岩国の獺祭(だっさい)といえば関東でも人気の銘柄です。しかし運転手さんいわく、意外にも地元では黒松や五橋(ごきょう)という日本酒の方が売れているとのこと。

それを聞き、岩国駅では五橋をしっかり買い込みました。しかも一升瓶で。

 

船着き場のおみやげ屋さんではさらに甘いものを調達。

ぜんぜん知らなかったのですが、山口県は「ういろう」も美味しいのでした。

すでにそのファンであるところの農風のともさんが力説「絶対名古屋のより美味しい!」。船の中でみんなで実食。確かに美味しい。プルっとした食感と水ようかんのような味わい。私もファンになりました。

 

この日は風が強く、船は大きくホバリングを繰り返しながら祝島に到着。偶然か必然か翌日が反原発の大集会に当たるため、同乗するはずだった豊穣庵さんたちは会場の上関に前日入りすると言って別行動、農風メンバーだけでの上陸です。

さらにはゲストハウスのオーナーさんまで同じく前日入りで不在。

なんとこの日はオーナー不在のゲストハウスに宿泊だと当日に告げられた次第です。

代わりに港へのお迎えには、近くで食堂を営んでいる若い女性Tさんが来てくれていました。Tさんにはいろいろお世話になるのですが、長くなったので続きはまた。

 

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