日々ろぐ

娘とオペラ 「ロはロボットのロ」

| 2019.07.19 |

先日、3歳半になった娘を連れてオペラ「ロはロボットのロ」を観劇してきました。

オペラです。歌劇です。まだ小さい子供をそんな席に連れて行く機会はなかなかないと言うか、発想としても皆無だったのですが、「NPO法人ぷかぷか」さんからのお誘いで勇気をもらい行ってきました!
ロはロボットのロ」はぷかぷか代表の髙崎さんが惚れ込んだ舞台だそうで、ぜひ子供たちに観せたいという熱意から、なんと子供は特別にワンコインで観られるよう奔走してくださいました。そんなわけでこの日は特別公演。

 

うちの娘はちょっと不思議なんですが舞台を観るのが大好き!  歌がいっぱいのお芝居を観に行こうと誘うとのりのりで「行く〜」と上機嫌。しかしながら乗り物酔いをするのがネック。下手すると目的地に着く前に引き返すこともあります。3歳になり酔い止め薬を使うようになってだいぶ自信がついたものの、この日も1時間以上電車に揺られるのでちょっと心配でした。案の定あと少しのところで青い顔になり、「気持ち悪い、降りたい」。。来たか! でも、舞台へのワクワク感の方が強かったのか、がんばって降りずに我慢してくれました。まずはぶじの到着に一安心。

会場は子供連れでにぎわっていました。ぷかぷかのメンバーさんたちもちらほら。

開幕前、髙崎さんがマイクを握り、「どうぞ静かに観ないでください、声をあげても笑っても大丈夫です」とおっしゃってくれたのでまた安心しました。
やっぱり3歳なので、声を出して騒いだり、「帰りたい!」ってもぞもぞするのが一番心配。実はすごい怖がりだし。
内容は「ロボット」「パン屋」「魔女」など子供でも親しめるキャラクターが中心のコメディタッチで、入り込みやすかったようです。もちろん理解できないところも沢山あったはずですが、まわりからあがる楽しそうな笑い声やザワつき、ホォ〜という歓声が、なんとなく理解を助けくれたみたいです。
といっても途中、暗くて怖い場面が続いて限界を迎え 「もう出る!」となっていったんロビーに退避。でも直後に休憩タイムが始まったので、後半前には自分から「行こう! はじまっちゃう!」といそいそ席に戻ってくれました。

後半も魔女やその仲間、主人公のピンチといった山場が続き、怖くなって何度も「もう出る〜」とびびりまくり。それでも舞台の続きが気になるようで、なんとか踏みとどまり、最後は大きな拍手を送っていました。
まだ柔らかい感性が存分に刺激されたようです。お話をちゃんと最後まで観られたこともちょっと誇らしげ。
わたし自身も、娘の様子は気にしつつ実はそっちのけで見入って楽しんでました。

びっくりしたのは、幕が降りてロビーに出た時、娘が待っていた魔女役の方を見つけてまっすぐに抱きついていたこと。あれだけ怖がっていたのに! 魔女も優しく抱きしめ返してくれてました。

魔女の娘役の方の“怪演”とも言える迫力ある演技も印象的だったのですが、娘もそうだったよう。帰りの駅のホームから、なにやらポスターを指さして「パン食べたいのお姫様(魔女の娘)と似てる!」。指の先は髪をピンクに染めた渡辺直美。おおっ、ボリュームは違えど迫力感が近いかも。ちゃんと見てるなー。

翌日は幼稚園につくなり、いろんな子に「オペラをみたの〜」と言ってまわってたそうです。

 

そんなに余韻を楽しめたのも最後まで観られたからこそ。途中の怖い場面のまま帰路についてたら、きっとどんよりした気持ちになっていたと思います。自分に負けず、最後のハッピーエンドまで観られたこと、これは3歳の子には大きなことだったのかも。

オペラがおもしろかったのはもちろんですが、会場の雰囲気も味方してくれてました。子供はもちろん、見せ場では大人も思わず声をあげていて、ゆる〜い一体感が流れていました。子供はそういう空気にけっこう敏感なのです。

あらためて、公演を主催し、いい空気感を作ってくれたぷかぷかのみなさん、ありがとうございました。

 

 

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