日々ろぐ

関東人が祝島に行きました−2

| 2014.03.15 |

祝島の街並み

祝島の道祝島船着き場

 

船を降りてさっそく目に入るのは石を練りこんだ練塀(ねりべい)のある街並み。

祝島の見どころはこの塀だそうです。練塀が続く迷路のような細い路地が奥へ奥へと続きます(わたしは方向感覚を失いました ^^;)。観光地にありがちな部分的に残された景観ではなく、この塀が今でも生活の中に息づいている様子が感じられました。後から聞いた話では、塀は台風から暮らしを守っているそうです。

 

ゲストハウスに着く途中、島では一番大きいお店というよろず屋のような食料品屋に立ち寄りました。大きいといっても3人入ればもういっぱいです。

私は入れずに外で待っていると「お豆腐と天ぷらを買ったよ~」と入った仲間が出てきました。

天ぷらとはさつま揚げのようなもの。こちらではさつま揚げも竹輪も練り物は総じて天ぷらと呼ばれているようです。お豆腐はなんだか巨大。

 

宿に到着すると、あらかじめ豊穣庵さんが送ってくださっていた野菜とお米とお餅がありました。

といってもこのままでは夕飯は野菜と豆腐がメインになってしまい、ふだんの田中家の夕飯と変わりばえがなくてもの足りない!

案内してくれたさわやかなTさんに「お魚を買えるところはないですか?」と聞いたところ、やっぱりお魚を売っているお店はないとのこと。

みなさん漁師さんから直接買ってるけど、この日はもう売ってないそう。うーん、まあそんなもんですよね、漁師町なんて観光地でない限り。

わたしたちの落胆ぶりを見てTさん「ちょっと聞いてみますねー」とどこかに消えていきました。

わたしたちも散策に出て、ビールを調達して帰ってみると玄関にTさんがお魚とともに現れました!  細魚(さより)の一夜干しと冷凍のタコです。Tさんすてき!さより

 

そんなわけで夕飯のラインナップは、タコのカルバッチョ、野菜と豆腐のお鍋、大根と天ぷらの煮物、焼き豆腐の高菜のせ、ヒジキとレンコンの炒め煮などなど。タコはやっぱりもっちりしていて美味しい! 東京で食べられるのとは違います。

島で買ったお豆腐に包丁を入れたMちゃんがびっくり「かたい! 高野豆腐みたい」。もちろん水戻し後の高野豆腐という意味。

見た目も固そうで沖縄の島豆腐そっくりでしたが、切った感じもまるで島豆腐。豆腐ステーキやチャンプルーに向いてそう。

これも後で島の人に聞いた話ですが、瀬戸内海の島でもこの「石豆腐」を作っているのは祝島だけなんだとか。石豆腐や石組みの塀といったの沖縄文化との共通点から、この島には昔沖縄からやって着た人々が住み着いたという説があるそう。納得です。

 

この晩はビールで乾杯し、五橋をあけワインをあけだらだらと飲みました。ビールは食料品やよりもさらに小さい酒屋さんで買ってきたものですが、なんとおしゃれで都会的な「ハートランドビール」です。瓶がリユースしやすいという理由で島の人に好まれているとのこと。
なんだかとても田舎のようで進んでいる面もあるらしい、そういえばTさんのお庭にはソーラークッカーなんていう自然エネルギーの調理器具もあったなー。ゲストハウスのお風呂はタイマー式の薪ボイラーだし。なんだか不思議なこの島で、見慣れたメンバーでこたつを囲んでいるという不思議な状況で夜はふけていくのでした。

 

 

 

 

関東人が祝島に行きました−1

| 2014.03.15 |

祝島の海祝島の朝Hijiki_2山陽線

 

おかげさまで今年はお仕事をたくさんいただき毎日忙しくしております。そんな中、ちょっとしたご縁があり祝島に旅行に行ってきたので、田中とわたし、二人が撮った写真でおおくりします。田中のハイスペックなコンデジで撮影したものと、わたしのiPhoneで撮影したもの、違いがわかるでしょうか?

 

祝島をご存じの方は原発建設工事の反対活動で知った方が多いかと思います。この島は何十年も、島の対岸に原発が作られることに反対し続けています。

私たちも同様で、親しくしている栃木の農家さんが反対活動をしている島の人と交流を始めたこときっかけでこの島を知りました。

詳しくはこちらをどうぞ。

豊穣庵さんと祝島とわたしたちのつながり。 http://trim.bz/portfolio/2013/05/27/2228

その農家さん「豊穣庵」ご夫妻の島旅に農風メンバーも便乗しようと、農閑期のこの時期に出かけることになったわけです。

 

祝島と原発についての情報というのはいろんなサイトに書かれていますので、私はそのことではなく食について書いていきまーす。

なんといっても私も田中も瀬戸内海ははじめて! どんなところで何が食べられるんだろう、やっぱりお魚がおいしいのかしら? そこが一番ドキドキワクワクするところでした。

今回は農風の仲間と総勢8人で2泊。ゲストハウスで自炊です。私は魚が捌けませんが、料理男子のKちゃんも一緒なのできっとやってもらえるわ~、とお気楽極楽。それより島ってお魚を買えるとこあるのかしら?  その懸念は的中するのでした…。

 

前述したように仕事も忙しく、祝島自体の情報も少ないのもあって、空港からの詳しいルートや島のことを私が調べ出したのはやっと前日。

さーて岩国空港からまずはバスで岩国駅に行くのね、ふむふむ岩国駅からJR山陽線で柳井港に出てそこからフェリー、、と付け焼き刃の知識をひっさげ岩国空港に到着。そしてのっけからバスにのれないというハプニングにあうのでした。

それでもなんとか岩国駅にでて、お昼ごはんさっそくお魚。岩国で人気らしい福源という割烹で海鮮丼セットをいただきました。

海鮮丼

まずボリュームにびっくり。

そして量だけでなく、海鮮ひとつひとつの美味しさにも感激!

特にタコが大きくてもっちりしてて立派。さすがー。

このクオリティで1350円、良いのでしょうか。

岩国&このお店を調べてきてくれたTくん&食べログを賞賛しながらいただきました。

 

こちらの地方はお醤油が甘いと聞いていたので、まずはちょっと舐めてみたところやっぱり少し甘め。

ちなみにお味噌の甘さというのは麹の量に比例しますが、お醤油の甘さは甘味料によるところが大きいそうです。

後で宿の醤油や売っている醤油の成分もチェック!やっぱり甘味料入りでした。

関東の甘くない醤油に慣れている身には不思議に感じます。これでは料理におけるミリンの地位はいったいどうなるのでしょう? 転落してしまうのでは。

 

 

のんびり昼食後、バタバタとおおいそぎで錦帯橋を見学します。タクシーで駅に戻りすがら、他にも岩国には岩国鮨や岩国レンコンという名物があると運転手さんが教えてくれました。また忘れちゃいけないのはお酒、岩国の獺祭(だっさい)といえば関東でも人気の銘柄です。しかし運転手さんいわく、意外にも地元では黒松や五橋(ごきょう)という日本酒の方が売れているとのこと。

それを聞き、岩国駅では五橋をしっかり買い込みました。しかも一升瓶で。

 

船着き場のおみやげ屋さんではさらに甘いものを調達。

ぜんぜん知らなかったのですが、山口県は「ういろう」も美味しいのでした。

すでにそのファンであるところの農風のともさんが力説「絶対名古屋のより美味しい!」。船の中でみんなで実食。確かに美味しい。プルっとした食感と水ようかんのような味わい。私もファンになりました。

 

この日は風が強く、船は大きくホバリングを繰り返しながら祝島に到着。偶然か必然か翌日が反原発の大集会に当たるため、同乗するはずだった豊穣庵さんたちは会場の上関に前日入りすると言って別行動、農風メンバーだけでの上陸です。

さらにはゲストハウスのオーナーさんまで同じく前日入りで不在。

なんとこの日はオーナー不在のゲストハウスに宿泊だと当日に告げられた次第です。

代わりに港へのお迎えには、近くで食堂を営んでいる若い女性Tさんが来てくれていました。Tさんにはいろいろお世話になるのですが、長くなったので続きはまた。

 

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